アルファルファモザイク

シンママ「3年前に越してきたばかりで最初は皆さん親切に接してくださったのですが、ある日を境に私への態度が一変しました。

どうやら私が不倫したために離婚したという根も葉もない噂が流布したようで、子供も「学校でママは不倫したって言われたけど本当？」と泣きついてきました。

私は居ても立っても居られずご近所の一人に「私について変な噂が広まっているようですがどういうことですか？」と尋ねたところ「私は○○さんから聞いただけだから」とかわされてしまいました。

そこで数珠繋ぎに事情を聞いて回ったところどうも誰から噂を聞いたのかについて発言の辻褄が合いませんでしたが、少なくとも話を聞いて回った全員が他人に私について嘘の悪口を言いふらしていたことの言質を取ることができました。

そこで非常に憤っていた私は訴訟提起の事前告知をすることなく全員に対して慰謝料を請求する訴状を裁判所に提出しました。

すると、15日程経った頃に相手側の弁護士が自宅に訪問してきました。

「あなたが同時期に訴えた被告全員の代理人弁護士です。彼らは全員深く反省しておりますので、どうか訴状を取り下げてはいただけませんでしょうか。」

弁護士からそう言われた私はカッとなって「直接謝りにも来ないで訴状を取り下げろとはどういうことですか。私だけではなく子供にも被害が出てるんですよ。絶対に取り下げません。」と激昂してお引き取りいただきました。

裁判は7ヶ月に及ぶものとなりましたが、結局私は本人訴訟で全員から慰謝料50万円を勝ち取ることができ、それ以来子供へのいじめも私への陰険な振る舞いも止み、悪口を言っていた方々の内5人はすぐに引っ越してしまいました。」